校長だより 2017年 平成29年 正月

  
 
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明けましておめでとうございます
2017年、平成29年の新しい年の始まりです。
暑い国や寒い国で新年を迎えられている皆様は、いかがお過ごしでしょうか。
今年もしっかりと目標を定め、普段からの努力を惜しまず、より飛躍の年となりますよう、一歩一歩前進していきましょう。わたくしたち補習校教師は、皆様の人生の一部をお手伝いできる喜びを新たに、この一年も誠意をもって共に歩んで行きたいと思っております。
児童生徒の皆様、保護者、役員の皆様、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 
さて私は、5年ぶりに、寒い日本で、一人で(とても静かな)元旦を迎えております。ちょっと寂しい気がしないでもありませんが、年月が過ぎるにつれて代替わりもあり、ちょうどその狭間にも当たるようで、受け入れざるを得ない状況です。成田到着時に、外気温2度で驚いていましたら、数日前に、マイナス3度にもなって、雪遊びに行くのならともかく、通常の暮らしでこの気温は、すっかり忘れていた感覚でした。寒さも応えますが、乾燥がもっとケアンズとの違いを皮膚が感じています。
それでも、冬空に輝く星を見上げたクリスマス、晴天の青空の静まり返った町中の元旦は、冷たい空気を深呼吸したくなる、昔ながらの日本の風物で、昨日が今日になっただけなのに、緑なす南国とは違う、ピリッとしまった心改まる気持ちになります。
 
 
 
ただし、今年は、インフルエンザ、ノロウィルスが、例年以上に猛威を振るっているようで、旅先で体調を崩してはならないと、マスクを欠かさず、手洗い、消毒、うがい、を神経質に行っています。また、この地方で、私としては久しぶりに震度4という地震を感じ、地震国日本にいる妙な懐かしさも味わいました。
子供たちが世界中に羽ばたいて、バイリンガル、トリリンガルが普通になりつつある、どの国へも自由に行ける狭い地球時代の脅威は、人間と、災害を含む自然がどのように折り合ってお互いの生活を守っていくのかが一番の問題点だと思いきや、未だに人間の一番の脅威は、人間であって世界中にテロリズムの不安が横行しています。
 
 
文化の違いがあるとはいえ、世界の教育者たちは、次代を担う子供たちには、グローバルな物の見方、世界観を持ってもらおうと、各教科を通して、人間教育の基礎を日々教授しているはずと信じています。しかしながら、国によっては、一部の刹那的に(と願いますが)政治を司っている人々のせいで、誤解や偏見を持った教育の結果、折角新しい時代に生まれた子供たちも、他国を誤解と偏見を持った見方しかできない状況に陥ることもあるのが現実です。
 
 
物事には表裏がつきものです。ある面からみれば正しく、進歩的に見えても、違う面からみれば、不正で喜ばしくない状況になることなど、世の中には多く存在します。小さな事でも、自分ではいいのにと思って人に勧めても、相手には迷惑に感じることも、多々あり得ます。
 
 
良かれと思って言ったり、したりした事が、相手に受け入れられず、裏切られたように感じたことも、子供の経
験としては少なくても、誰しもあることではないでしょうか。
 
提言した側も、受ける側も、お互いに客観的に物事を見たり考えたりする努力をすれば、誤解や行き違い、不平不満も、ぐっと少なくなることでしょう。また、そうであることを期待します。
身近な人との間で、誤解が生じるのは、双方にとってとても悲しいことです。
学業、スポーツ、世の事件、事象を通し、ご両親や先生方、諸先輩の生き方を手本、参考にし、物事によっては反面教師となることも踏まえ、今年も真摯に学び、努力を続けて欲しいと思います。
 
ケアンズ日本語補習校の皆さん、今年も、希望に満ちた一歩を踏み出しましょう。
 
 
 
 
 
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