校長だより 如月 2017年

今年度初めての試みで、『入学準備教室』を、2月4日、11日、18日に実施いたしました。
4学期は、通常授業のほか「年度末学力テスト」「三者面談または懇談会」「授業参観」「学習のあゆみの評価記入」そして「終業式、卒業式」と、たった9週の間に、目まぐるしく盛りだくさんのすべきことが詰まっています。そこへ新たな、『準備教室』の開設。 果たして予定通りに、授業が進むのでしょうか。もしくは参加希望者が集まるのかどうか? 
 
「フタを開けてみないとわからない」などという、若干見切り発車のような体制で募集してみましたが、授業の場所として、一か所しか残っていなかった狭い図書室にちょうど見合った人数で、こじんまりと収まりました。
 
人数はこじんまりでも、参加児童たちの、わくわく感、期待感いっぱいの表情で、部屋がはち切れそうな雰囲気でした。やる気満々です。
 
期間は5週の予定で内容を計画していましたが、当方の避けられない代行授業の為、3週に縮小して行われた授業は、普段の補習校授業さながらにどんどん先に進み、シート作業の終わらない児童がいても、それは宿題となって、少し申し訳なく思いました。 しかしながら、却って、補習校の忙しい実態を垣間見られたのではと思います。
 
準備教室は1時間授業で、通常の一時限45分授業より、15分長く学習しました。 補習校は3時限あるのでまだまだ続くのですが、それでも、就学前の児童が1時間集中して学習している姿を目の当たりにして、来年度の新1年生に大いに期待を抱いています。
 
『準備教室』は、単に、学習の先取りのために行われたのではありません。 先取り学習の為だけでしたら、昨年11月の面接時に、既に8割がたの児童が、ひらがなを読め、中には、平仮名の読み書きは終わったので、カタカナを始めているという児童もおり、必要性を感じなかったご家庭が殆どだと思われます。
 
説明会時にもお話させて戴きましたが、補習校での授業進行速度が大変早いために、入学時までには、平仮名は全部読めるように、そしてほぼ書けるようにされていると、理解度が深まり、授業をより楽しめることでしょう。
 
また、カタカナでも、漢字でも、先に進めるようであれば、「教科書で習ってないからまだやらなくていい」などということは全くなく、やりたい時、興味を持った時に、やりたいだけ進んでよろしいかと思います。 興味のある時、即ち、『鉄は熱いうちに打て』ですね。 更に、予習や先取りが授業を妨げないほど、授業進度は速いということも言えます。
 
授業前後の挨拶の仕方、鉛筆の持ち方、書く姿勢、授業中の言葉遣いを含めた態度、友達や先生への接し方、短い休み時間の過ごし方など、学校という集団の中での作業は、『授業がわかった』『課題が終わった』だけでは埋まらない部分が多々あります。 一般常識として、テスト点数が良ければそれだけでいい、という考えの保護者はいないと思います。 
 
人間は社会に生活していれば、どうしても人と交わる必要性が出てきますし、お互いの考えを尊重するなり、相手の立場を考えるなりの、社会性、道徳意識が必要となります。しかしながら昨今の、というより古今東西、子供の間だけでなく、他を思いやらない、意地悪な言動は後を絶ちません。 嘆かわしいことです。
 
ケアンズ補習校は規模が小さいだけに、授業中の迷惑行動や、他を思いやらない言動が起こると、他クラスの教師も保護者も一丸となって解決していこうと、気持ちを寄せ合います。
 
これまでに問題が起きた時、解決できたことの方が多いですが、相手家庭や補習校との話し合いでも同意を得られず、自主退校されていった例も何件かあります。日本人人口の少ない、狭いケアンズで、これまた嘆かわしいことです。
 
4月には、新たに改正された補習校規約をご披露いたします。新学期にも再度この欄に書かせて頂く予定ですが、補習校教育目標として3つ掲げました。 
  • よく考え自分で学ぶ子 (積極性・学ぶ姿勢・向上心・真摯・学ぶ意欲)
  • 思いやりのある子 (他への配慮・謙虚さ)
  • 反省のできる子 (客観性・多面的・グローバルなものの見方)
     
ケアンズ補習校生として、またその保護者として、新入生も在校生も、優しい気持ちを持ちながら、益々学習に励んで欲しいと思います。
 
また長々と書いてしまいましたが、ご気分直しに、「準備教室」の元気な授業風景をご覧ください。
 
 
すばらしい集中力!
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よい姿勢、良い持ち方で書けます。

 

 
元気もいっぱい!

 

 
算数もできちゃう! 
 

 

 
みんなよく頑張りました!
 
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 4月から、担任のまゆみ先生と、クラスのお友達と、仲良く、元気良く、楽しくお勉強しましょう!
待ってますね。