中学3年生の教室から 葉月 2016年

中3クラスでは、毎回授業の始めに漢字テスト、敬語、古語のクイズをしています。

漢字は、テストや教科書に出てくる物語の朗読で苦戦する事も多いのですが、全員、懸命に取り組んでいます。また、クラスの休み時間には、日本語より英語での私語が飛びかう様子も見られますが、授業中はしっかりと授業に集中して、批評文から古典にいたるまで様々な分野を楽しく学習しています。
 
ケアンズでは、残念ながら漢字を目にする場は、そんなに多くはありません。普段から、読書を通して漢字に触れる機会、語彙を増やす機会をたくさん作って欲しいと考えています。現地校に週に5回通い、土曜日の補習校に来る生徒たち。中3という最後のレベルまであがってきた皆さんには、日本に住む子供達に負けないような読解力や、漢字の知識を、残された時間で身につけて欲しいと願っています。
 
1学期の末には、海外子女教育財団の作品コンクールで、俳句の部門に出品し、更に好きな本を一冊読んで、感想文を書いてみようという課題にも挑戦しました。ここに、生徒達5名の書いた感想文をご紹介いたします。
中学3年 国語担任  益宮 純子
 
 
 
「その時歴史が動いた」を読んで               青柳 凪
 
 
   私は、「その時歴史が動いた」という本を読みました。
この本を読んで、各地に様々な「義経伝説」が生まれ、今日まで語り継がれたという所が心に残りました。なぜなら、私は、日本の文化にとても興味を持っているからです。日本の文化を知るためには、歴史を調べなければなりません。そのため、この本を選びました。
 
私は、「源義経」幼名「牛若丸」と兄の源頼朝が共に手をとって、父の義朝を滅ぼした平家を倒し、源氏の世を築こうとした事にもとても感動しました。
私も心から信頼出来る人物を見つけ、その人と共に頑張って成功していきたいです。
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「十三階段」を読んで                   長井きらら
 
私は、「十三階段」という高野和明さんが書いた本を読みました。
この本の中にでてきた「死神は、午前九時にやって来る。」この言葉は、
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私が読んだ本の中で一番心に残った言葉です。この本を選んだ理由は単純で、私がミステリー小説が好きだからです。
 
この本は、処刑が決まっている記憶喪失の男が唯一覚えていた「階段」の景色を頼りに刑務官の南郷と前科を背負った三上氏が真実を探る物語です。
この本を読んで、人の命の重さを感じました。「命を奪うという事は、どんな理由があってもそれに見合った罰が自分に返ってくる」という事が強く表現されていました。
すごく心に残る作品でした。
 
 
 
 
 
 
 
 
「怪盗ルパン 怪盗紳士」を読んで                池田 月秀
 
 
この本は、囚われたルパンが警戒厳重なサンテ刑務所内で驚くべき犯罪を実行し、刑務所を脱走し様々な怪奇な謎をといて、人々を驚かしていきます。僕がこの本を選んだ理由は、この本を読んだことがありもう一度この本を読んでみようと思ったからです。
 
僕がこの本で一番好きな場面は、第四話のハートの7のルパンの推理です。アルセーヌルパンがハートの7の謎を推理し、それを一から相手に説明する場面です。
これを読んで僕もルパンみたいに、天才的な推理をしてみたいと思いました。
 
 
 
 
 
 
 
 
「レ・ミゼラブル」を読んで                 宮村 楓
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私は、「レ・ミゼラブル」という本を読みました。借りた理由は、去年の10月にシドニーでの舞台、今年の1月にその映画を観たからです。
 
この本を読んで心に残った所は、フランス革命の部分です。この場面の中では、仲間でもない主人公達が一緒に戦って一つの目標を目指していく事が簡単にイメージできて心に残りました。
もしも、時間があったら是非「レ・ミゼラブル」を読んでみてください。
 
 
 
 
 
「赤毛のアン」を読んで                  ミラー星来
 
 
私は、ルーシー=モンゴメリー作「赤毛のアン」を読みました。私が、この作品を選んだ理由は、インターネットかドラマで話題になっていたからです。
 
赤毛のアンの主人公、アンは、親と死に別れマシュウとマリラの老兄妹に引き取られました。最初は、怒りっぽかったアンも段々改善されます。そして、学校に入学しましたが、赤毛をバカにされ、生徒を殴ってしまいました。それもあって、親友のダイアナと会うことを禁じられてしまいました。
親友からも学校からも、白い目で見られるアン。それでも、アンは諦めずみんなと和解し、友情を取り戻しました。もしこの時、アンが諦めていれば、ダイアナとの友情を取り戻すことも、学校に戻ることもできていないかもしれません。
 
「諦めないことの大切さ、人生は常に曲がり道。どんなにつらい現実でも神は必ず奇跡を用意している、それを掴むかどうかは自分の努力次第」と言う事を学びました。私は、アンのように何事にも諦めず、目的を達成するまで努力し続けるしぶとさ、気の強さに憧れます。